第 29 回 放 送 番 組 審 議 会 議 事 録
1.開催年月日 平成17年8月30日(火曜日)
午後4時〜午後5時10分
2.開催場所
3.委員の出席
委員総数 8名
出席委員数 7名
出席委員の氏名
倉本 俊幸 委員長
佐藤 菊夫 委員
大杉 伸一 委員
本杉 香 委員
小林 憲夫 委員
張 晶子 委員
古谷 真一郎 委員
欠席委員の氏名
白石 冬美 委員
放送事業者側出席者氏名
代表取締役 油座 和夫
顧 問 加藤 茂樹
総務部長 武田 安正
編成部長 深井 教雄
4.議 題 1.エフエム世田谷放送番組
世田谷的演劇案内「シアターF」
8月20日(土) 午後8:00〜8:30
放送分についての審議
2.その他
5.議事の概要
1)放送局側からの審議番組の説明
2)当該番組の試聴
3)出席委員による当該番組の審議
4)関連事項について出席者全員での意見交換
5)その他
6.審議内容
定刻、事務局より出席委員数7名、全委員数の1/2に達しているので、放送番 組審議会の規定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告した後審議に入る。
先ず、倉本委員長の要請により深井編成部長が審議内容の説明を行う。
1)番組の企画意図
世田谷には下北沢・三軒茶屋を中心として多くの劇場があるが、その劇場名・演目・
劇団名・公演期間・前売り状況等の情報を紹介し、世田谷ならではの演劇文化を発信
していこうという番組企画。
2)番組概要
@2004年6月からスタートした番組。
A番組はスタジオ録音番組。30代後半の男性パーソナリティー(舞台中心の俳優)が進行役となり、次の3つのコーナーにより構成。
・「テアトロ世田谷」と称する演劇情報のコーナー:審議番組では“こまば
アゴラ劇場”、“下北沢ザ・スズナリ”、“世田谷パブリックシアター”、
“中野ザ・ポケット”の情報を紹介。
・「世田谷クリップ」と称するゲストコーナー:審議番組では、8月下旬に
下北沢の“「劇」小劇場”で消防士の人間模様をテーマとした芝居を公演する
劇団主宰者がゲスト出演。
・上記のまとめとして、パーソナリティーが本番組を通しての自らの感想を
述べ最後に次週の番組を予告。
審議に於ける委員の主たる意見は次のとおり
本杉委員
音楽が全くなく語りだけの30分は聞き手には辛いのではないか。
倉本委員長
中間のゲストの話によりテンポを変えることが出来ていると思う。
パーソナリティーはゲストの話を引き出すのが上手だ。
小林委員
演劇を扱う番組は良いと思う。世田谷には下北沢などに劇場があり、特有の文化がある。演劇を紹介することは良いことであり、また映画や音楽の紹介もするべきだと思う。文化の発信はラジオで大いにやるべきである。
佐藤委員
三軒茶屋にパブリックシアターが出来た時には下北沢の小劇場を圧迫するのではないかとの声が出たが、一方下北沢と三軒茶屋を結ぶ劇場の街を作ろうという話も出て、結局今の様に多くの小さな劇場はそのまま残っている。
劇場が多くあることは良いことであるが、日本の劇場は貸劇場であるのに対しヨーロッパのシアターはシアター自体が企画・構成しているという点が異なる。日本にもそのような劇場があって良いと思うのだが。
古谷委員
放送での情報発信は初めの一歩である。世田谷は演劇が盛んだということについてのアクセントをより強くして、劇場に足を運ばせるムーブメントにつながる仕掛けが大切だ。
佐藤委員
ドイツでは3万人都市にはそれぞれシアターがあり、その劇場、その特色により都
市の文化がわかる。
張 晶子
ゲストについての情報、ゲスト主催の演目の情報をリスナーにもう少しわかり易く 丁寧に伝えていただきたい。
またあ下北沢などは観劇の後、街のガヤガヤとした雰囲気を引きづりながら歩くの が楽しいので、劇場の周りの様子なども伝えて欲しい。
本杉委員
私は自分が経営している店のBGMでエフエム世田谷を流している。この番組の場 合演劇の一場面を放送で流すと舞台の情景が浮かんできて、興味を持って聴いても らえるのではないかと思う。
大杉委員
私は全く目が見えないので、昔に比べてラジオドラマが少なくなったことを残念に思っている。ラジオドラマをもっとやって欲しい。
倉本委員長
演劇をテーマに取りあげるのは良いことだという意見があり私も同感です。本日の各委員の意見を参考として内容を更に充実させ、この番組を続けていって頂きたい。
7.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日
なし
8.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容
、方法、及び年月日
ホームページにて9月に公表
9.その他の参考事項
なし
以 上