40 回  放

 

1.開催年月日  平成20年 4月15日(火曜日)

         午後4時〜午後5時

 

2.開催場所  株式会社エフエム世田谷 会議室

 

3.委員の出席  委員総数    8名

         出席委員数   6名

  出席委員の氏名

         倉 本 俊 幸   委員長

         佐 藤 菊 夫   副委員長

         大 杉 伸 一   委 員

         清 水 信 男   委 員

         小 林 憲 夫   委 員

            晶 子   委 員

         

  欠席委員の氏名

         白 石 冬 美   委 員

         古 谷 真一郎   委 員

  放送事業者側出席者氏名

         代表取締役 久米 征雄

         編成部長  深井 教雄

         総務部長  加藤 年弘

 

4.議  題   1.エフエム世田谷放送番組

           「せたがや音百景」

           (毎月曜日9:55〜9:58)

           4月7日(月)の週の放送分の審議

           (月曜日〜金曜日 同一内容を放送しています)

 

         2.その他

 

 

5.議事の概要

  (1)放送局側からの審議番組の説明

  (2)当該番組の試聴

  (3)出席委員による当該番組の審議

  (4)関連事項について出席者全員での意見交換

  (5)その他

 

6.審議内容

  定刻、事務局より出席委員数6名、全委員数の1/2に達しているので、放送番組審議会の規定により本日の審議会が正式に成立する旨を報告したのち委員長に進行を委任した。

  倉本委員長の開始宣言に続き、指示により深井編成部長が審議内容の説明を行った。

 

(1)                         番組の企画意図

    自然の音に敏感な日本人は独特の耳の文化を持っています。

日本庭園の獅子脅しや夏の風鈴、また、俳句や短歌の世界など、私たちは、遠い昔から音と繊細に交わりながら、高度な「聞く」文化があります。人口82万人を擁する都内有数の世田谷区にあって、そこに生活する人々は都市という環境にたくさんの音を聞き流してしまっています。この番組は、音楽や自然が奏でる音だけでなく、普段の生活で耳にする音や今では数少なくなってしまっている音など、音の文化、音の風景にスポットあてて、「世田谷の音風景」を耳の文化として表現、伝えていくことで「せたがやの心の景色」に迫りたいというコンセプトとなっています。

 

(2)                         番組概要

   番  組  名  「せたがや音百景」

   放送期間  2007年10月から継続           

   放送時間  毎月曜日〜金曜日の9時55分〜9時58分

   放送形態  約3分間録音番組

   出  演  者  メインキャスター  

            

   番 組 内 容  録音取材とナレーション等(バリエーション有り)

   企 画 制 作  株式会社エフエム世田谷

 

 

(3)                         審議対象放送内容

@     番組の構成としては、区内の名刹「豪徳寺」のシンボリック的なキャラクター「猫のタマ」が区内各地域の特色ある音を訪ねて取材した「音」を紹介していく状況設定となっている。ナレーションやインタビューを加えて「せたがやらしさ」を伝えていく。

A    放送は、月曜日から金曜日まで同一内容を放送している。

 

B    録音再生

前週の放送分を録音再生した。内容は、区内造園業者の敷地内に設置されている。「水琴窟」の音を紹介している。

ア 近年では「水琴窟」を知らない人が多くなっていて、現実、審議会でも、年輩の委員以外イメージが描けないとの発言もあった。

イ これまで放送で紹介した「音」を紹介した。

 

7.審議における委員の主たる意見、質疑は次のとおり

倉本委員長

 ・今回は、「音」をテーマにした番組を審議していただく。先日も、某放送局で人間にとって「音とは」、「良い音」「悪い音」など、また、「同じ音」でも環境や聞く相手によっても異なって聞こえるなど「音は不思議」というような番組だったと思うが、タイムリーなテーマであると考えます。それでは各委員の意見をどうぞ。

清水委員

 ・本日の「音」は癒しの音ですね。

小林委員

 ・この番組のコンセプトは企画意図からよく読取れないが一言で表現するとどうか?

編成部長

 ・区内の様々な現実の「音」を聞いてもらって情景を想像し、音による「世田谷」のイメージを描いてもらうことと考えます。

 

小林委員

 ・癒しがコンセプトではないですね。

編成部長

・そうではありません。「世田谷らしさ」が出せれば良いと考えています。

 倉本委員長

  ・基本的には、地域の紹介のウェートが高いと思いますね。

小林委員

 ・コンセプトは非常に面白いと思う。ただ、今回は「音」よりもナレーションや会話が多すぎるように思う。

 ・音だけ聞いているとリスナーは何の音か解らない。水琴窟を知らない人も多いと思う。

大杉委員

 ・先日、馬事公苑と砧緑地公園を歩いたら、鶯の声が聞こえた、まだ世田谷でも鶯の声が聞けたと感動した。

 ・馬の声や吐く息なども身近に感じるのは良いことだ。

 ・匂いや音は放送で伝える場合は、説明や会話は必要だと思う。

清水委員

 ・朝の番組なので今回の「水琴窟」の音は非常に心地良かった。

 ・もう少し時間わ長くほしい。

張 委員

 ・聞こうと構えていても、短いのであっと言う間に過ぎてしまう。音を紹介するならば、時間が短い。

 ・女高生がキャーキャー言っている時は、何かなと注意を引くが、「水琴窟」のような不思議な音の時は、解説も大事だが長く聞かせてほしい。

倉本委員長

 ・今回のような音は、解説無しでも良いかも知れないと思った。

清水委員

 ・水琴窟の音は心地良いので、世田谷もやはり良いなと思った。

 ・音というものは自分の都合で「良い音」になったり、「悪い音」になったりする不思議なものだ。

小林委員

 ・私も事業で音を使ったり、凝ったりしているが、録音の仕方で随分変わる。マイクの位置など工夫が必要だ。

 

張 委員

 ・時間が短いから、つい聞き流してしまう。

編成部長

 ・こんな音があったんだと、気づきのきっかけにしたい。

倉本委員長

 ・音の集大成版でも作ったら面白い。

 ・折角採った音だからそのままにしてしまうのはもったいない。

清水委員

 ・私もそう思う。

大杉委員

 ・私も今度「水琴窟」を聞きに言ってみたいと思った。

 ・想像につながることが大事だ。

 ・番組を長く続けてほしい。

倉本委員長

 ・時間延長の特別番組を検討してみたらどうか。

張 委員

 ・構成で猫が音を聞きに行くとなっているが、馴染まない感じがする。

 ・導入の仕方に工夫が必要では。

佐藤副委員長

 ・音を録るということは難しいが技術も進歩しているので頑張ってほしい。

倉本委員長

  本日は、これで審議会を終了とします。

8.審議機関の答申または改善意見に対してとった措置及びその年月日

    な し

 

9.審議機関の答申または意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容、

  方法、および年月日

    ホームページにて平成20年4月に公表

10.その他の参考事項

    な し

11.その他

   放送局側(社長)から

・局、本年7月で開局10年を迎えること。

・当番組審議会の支援と努力に対し感謝の意を伝えた。

 ・10周年記念事業として顧客満足度の向上ほか運動計画を考えている。

  

以 上